Dr. Ian Billinghurst その2) 生骨肉
Raw Meaty Bonesは、
* 高たんぱく(どんなライフステージの犬にも相応しいたんぱく質)で、 * 関節の健全性を保つとともに、抗癌作用のある軟骨を含み、 * 必須脂肪酸やエネルギー源になる骨髄を含む、 優秀な食材だそうです。 * カルシウムとリンの比率も理想的だそうです。 肉だけでも骨だけでもダメ、どちらも食べさせる必要があり、ちょうど半々くらいで食べさせることが大切だというお話でした。 手作り食を開始して私を悩ませたのは、このカルシウムのことでした。 サプリメントとしてカルシウムを与えることが一般に薦められていますが、過剰なカルシウムが与える骨格への悪影響も知っていたので、どうやって比率を保てばいいんだ?!と分からなくなりました。こういう細かい部分が原因で、手作りを挫折しちゃう人って意外と多いんじゃないかと感じました。 ケーナインヘルスを輸入・販売しているティノさんにも質問したりしてましたっけ・・・。 生骨肉全体のリンとカルシウムのバランスは、自然の状態なので、当然いい比率です。 何の憂いもありません!これさえあれば、バランスを崩しようがない、のですから。 肉や内臓にはリンしか含まれませんが、これらも生骨肉主体の食生活に適量組込むことを心掛ければ心配しなくても大丈夫だそうです。(内臓肉は、上限20%だそうです) また、Raw Meaty Bonesは、ミンチでも塊でもOKで、どっちにしても歯石を防ぎ、歯茎の炎症を防ぐ効果があるので、口腔内不衛生が起因する将来的な疾患を予防することになるそうです。口腔内のバクテリアは血管を通って、心臓の弁に蓄積する、肺にも、腎臓にも・・・。加齢とともに、疾患が起こると言われています。お口との健康の関係は、人間も全く同じことが言われています。手作り食の犬のお口は、キレイな印象があります。 ところで、Raw Meaty Bonesも臓物も、「若い動物からのもので、新鮮な状態で正しく保存してあるもの」を求めるようにとのことでした。歳をとった動物の骨や内臓には、蓄積された害のある物質が含まれる危険性が高いからです。鶏肉は一般に若いときに食肉に加工されているそうです。仔牛、ラムなどを選ぶようにするといいのかな?と思います。 臓物は、心配なら一度冷凍することで寄生虫は殺せるので、一層安心だそうです。 Raw Meaty Bonesにかぶりつき、肉をひきちぎり、手で押さえて齧る、などの運動は、犬にとってとてもよい運動になるとのお話でした。あご、首、肩、背中、お尻、足・・・確かに、ルーファスも全身運動しながら食べています(笑)。子犬の時から、こうした食べる運動をしながら育つことは素晴らしいことだそうです。
by rufus-creek
| 2006-06-05 09:31
| 手作り食
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