テレビの番組から

今朝、家事の手を止めて見入ってしまった番組がありました。
生活ホットモーニング、割と試聴している番組です。テーマは、老犬と暮らすこと。
驚いたことに、以前、ルフュ家もお世話になったしつけ教室の先生、しつけ教室のお友達が出演していました♪

番組を見ながら、色んなこと思いました。色んなこと、思い出しました。
「飼い犬の年齢は、家族の年齢」って書いてある、高齢犬を抱えた飼い主がもらうパンフレットがうちにあります。「家族と犬が共に暮らした年数が、犬の歳」。当り前なんですが、その年数には、家族の人の色んな思い、思い出が詰まっているってことですよね。

番組最初に紹介された、寝たきりのロクくん。家族みんなに愛されて、ずっとずっと大切にしていもらっているロクくんの様子、表現は変ですが、いいな~って思いました。ご家族のそれまでの歴史が見えるような気がしました。老犬の介護は、美談ばかりでなく大変なこともたくさんあるのでしょうが、共に素敵な時を過ごされているんだな~、ロクくんのお世話をすることで、ご家族もまた癒されているんだろうな~、って感じました。

物言わぬ動物でありながら、色んなことを教えてもらって、いつの間にか、言葉ではなくて心で会話しているんですよねぇ。彼らの深い深い愛情、忍耐には驚かされます。

うちのルーファスはというと、今、人生で一番いい時期を迎えていると思います。
キラキラと輝いた彼の瞳を見ると、どこまでも澄んでいます。
年を重ねるごとに、この瞳にも曇りが出てくるんでしょう。今のように元気に跳ね回ることも出来なくなるんでしょう。ずっと若く元気でいて欲しいけど、それはムリ・・・。
いずれ老いがやってきて、いずれ別れがやってきてしまいます。
ルーファスが私達の元を去るその瞬間まで、ずっとずっと大切にしていきたいです。



子ども時代に可愛がっていた犬(名前はロッキー)は、堂々としたちょっとかっこいい犬でした。そのロッキーもだんだん年老いてき、ある日のこと、散歩の途中で彼がフラフラっと突然倒れてしまったんです。彼が倒れたのを見たわたしも驚きましたが、自分の身に起こった異変に一番驚いたのはロッキー自身だったようです。あんなにいつも悠然としている彼が、わたしの足に「助けて!」としがみついて動けなくなってしまいました。

どうしよう~、とオロオロしましたが、「ああ、わたしは小さい子どもだけど、ロッキーは頼りにしてるんだ!!!」と奮起して、何とかロッキーを抱きかかえて連れて帰りました。

人間は、犬を守ってやれなくちゃいけないんだ・・・って子ども心に感じた出来事でした。
ロッキーは、その後も健康状態は一進一退、しばらく経った夏休みのある日、天国へ行ってしまいました。もっともっといっぱい世話をしてやればよかった、もっともっとああしてやりたかった、こうしてやりたかった、と子どもながらに後悔がいっぱいで、「もうわたしは一生、他の犬を飼わない!」と家族に宣言していました。

と、そんなこと言ってたクセに、やっぱり犬は大好きで。
友達の犬のところに遊びに行ったり(友達に会いに行く訳ではない不思議な子どもでした)。妹が言い出して、強引に飼い始めた犬(ジョン)をついつい?可愛がってしまったり。
しかも、一人暮らしをしていた頃にはトトを飼い始めてしまったり。
(子どもの言うことはまったくもって当てになりませんね~、笑)

ゲストの高見恭子さんが、子ども時代に飼っていた犬との別れについて話していました。

・・・トトとの別れを、思い出しました。
トトの容態が悪くなって、呼吸がいよいよ苦しくなり、横たわることもできなくなり、一晩中一睡も出来ず、本当に辛かったろうと思います。
わたしはというと、獣医さんに診せるだけ、傍にいてやるだけです。背中をさすってやりたくでも、苦しいのか「もういいよ」って言ってました。こんなとき、本当に無力です。

次の日の夜、トトが苦しいのに、ふとわたしの傍まで歩いてやってきました。
そして、ジィ~っとわたしの顔を眺めるんです。
何かしたいの?何か欲しいの?と思いましたが、そういうことではないようでした。

それまでのトトの闘病生活においては、「がんばって!」と励ましてばかりのわたしでしたが、その時は「トト、もう、そんなにがんばらなくってもいいんだよ」って心の中で思っていました。その時のトトは、何ともいえない安心した顔をして、何故かソファの後へ移動して行きました。そして、最後の発作を起こしました。

後になって思うと、あの日、トトはわたしの心の準備が出来るのを、必死に待ってくれていたんだろうって思います。弱虫なトトのことは、私が守ってやらなくちゃ!とず~っと思っていたのに。ずっと守られていたのは、わたしの方だったんですね。

お互いに守り、守られ、助け合って生きていくものなんだよ。
そう彼らは言いたかったのかな。
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by rufus-creek | 2007-06-20 12:57 | 犬全般
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